キッカケはローヌワイン

ワインと音楽が好きだからそのブログを書き始めます。


書くことで思考が整理されます。

書くことで足らない知識を補おうとします。

書くことでそれらは自分のものとして定着します。

 

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私がワインを好きになったキッカケはローヌワイン。
南フランスのローヌ川流域に広がるAOCコート・デュ・ローヌ。同じ流域でも、北部と南部で特徴が異なり、日照量や土壌、そこから産まれる品種によって、様々な性格のワインがつくられる。
ワインって、そもそも葡萄を絞った果汁が発酵してできた飲み物。メソポタミア文明があった頃からつくられていたということも言われているが、基本的な醸造方法は変わっていないであろう。その古き時代から、毎年毎年、葡萄を収穫しては搾汁してワインにして保存してきた。祝祭の日に飲む特別な存在として扱われることもあれば、清潔な水が確保できない地域では日常的な水の代替品となることもあった。

私がワインを好きになったキッカケはローヌワイン。
私は山小屋に勤めていた期間が約三年間あり、そこではウィスキーをたくさん飲んできた。始めのうちはウィスキーという見慣れない茶色い液体に口がついていけず、味の違いが全くわからなかったが、登山者が担ぎ上げてくる様々なウィスキーを味わわせてもらうことによって、多少なりとも微差がわかるようになってきた。
ワインは歴史が古く、今では色々な国や地域でつくられているアルコール飲料。日本の世間一般には、ワインはお金持ちが嗜む趣味の一つのような観念が蔓延している。自分もある種その世間一般の一人だったため、ワインの知識は皆無に近い。ワインには色々な味があり、それこそウィスキーのように飲み慣れないものであるから赤ワインと一口に言えど、その違いがわからない。

私がワインを好きになったキッカケはローヌワイン。
一つの物事を知るためには、多角的な視点で捉えてみることも大事だけれど、一局集中的に比較してみることも大事だと常日頃から思っている。漠然とした、あてどもなく広がるワインの世界に足を踏み入れるにあたって、たまたまワインショップで手に取ったローヌワインが私を導いてくれた。まろやかだが果実の凝縮感が強く、しなやかなタンニンの口ざわりが、それまで飲んでいた格安ワインとは異なり、すんなり身体が受け入れてくれた。これだったら自分でもワインの世界を楽しめそうだ、ということで、手始めにローヌワインを深掘りしていくことにした。

私がワインを好きになったキッカケはローヌワイン。
ローヌワインをキッカケとして、ワインの醸造方法などをとりあえず調べてみた。するとわかったことは、沸点の違いを利用して抽出するウィスキーや、原料に加える酵母によって味わいが変わる日本酒などとは違い、ワインは果実の出来がそのままダイレクトに印象を左右するということ。島暮らしや山暮らしをしていたことで元々自然に関して強い興味を抱いていた私は、そのワインという純粋な産物のナチュラルさに衝撃を受け、味が好きという方向性よりは、その成り立ちから興味を持つようになった。

そんなこんなで、ワインの知識を深めていこうと、元々ある知識をシェアする訳ではなく、自分の深めていきたい趣味を多くの人と共有できたらという趣旨でこのブログを開設した。